中国でVPNとモバイルネットワーク（2024年版）
今年に入って？中国ではVPNの規制が強化されたとかで今回の中国本土滞在時に前回は不安定ながら使えていたNord VPNとかExpressVPNが軒並み接続に失敗しがちになっている。
VPNが使えない場合というかモバイルネットワークに関して言えば去年から旅行用のEsimと去年香港で入手した中国移動香港のプリペイドSIMの本土データローミングを併用している。
中国移動香港のプリペイドSIMカードは中国移動香港での本人確認が必要なので香港に行く必要があるのがちょっとハードルが高いのだが、半年に1️回50香港ドルチャージすると番号が維持できるのと、中国本土ローミングプランが結構リーズナブルな価格で使えるので良い。旅行者は中国本土のSimを入手することがほぼ不可能になっている昨今で今後も中国本土に行く機会はそれなりにありそうなので重宝する。
メリットは安定性。香港の番号であるからか旅行用のEsimと比較すると接続が安定する気がするのと、電話番号がついているので普通に電話することができる（ローミング扱いでちょっと通話料は高いが）。デメリットは一日に500MBを超えると通信速度が512kという昭和の（言い過ぎ）通信速度になってしまうというところである。SNSアプリなんかではこの速度でも何とか使えるけどWebは絶望的になるので、通信速度が落ちてしまった場合には予備のEsimに切り替えるとかそういう運用が必要。特にAlipayの決済時に通信速度が出なくて決済できないとかだと結構困る。
ローミングプランは88香港ドルで5gb、138香港ドルで10gb（マカオと台湾でも使える）位の価格感
一方旅行用のEsimはいくつか試してみたけど今のところそれなりに安定して使えるのはMontyEsimの中国プランが良い。速度もそこそこ出る。ちょっとアプリの作りが微妙なのだがモバイル通信自体はちゃんとできているので、普段はこっちを使って安定接続しないときに中国移動香港のカードに切り替えるという感じで使っている。気が付くと「緊急連絡のみ」Statusになってることがあるのですよ。
中国専用で10GBが14.5米ドルという価格感。
VPNに関してはNordとExpressがどうにも繫がらなかったので半ば諦めていたのだけど、やはりPCでつなぐときに常にテザリングなんてするとギガがあっという間になくなるし、モバイルの容量を節約したいので可能な場所ではWIFIを使いたいということもあってSurfsharkを今回試してみている。
偶然かもしれないけどSurfsharkの東南アジア拠点経由でつなぐとちゃんとつながってくれるような、気がする。これはまだ1日しか使っていないので確実とは言えないけど（あるいはもしかしたらNordVPNなどでも東南アジア経由にすると安定したりするんだろうか）とりあえずはこのストーリーもSurfsharkのタイ拠点で繋いでMediumに接続している。
あと1週間位は中国本土にいるので引き続き検証する
追記：数日使ったあとにSurfsharkも繋がりにくい状況になった。繫がるときもあるけどだめなときは全然だめという感じ。あとは公衆WIFIと家に惹かれている回線だと後者のほうが繋がりにくい気がするのでもともとのWIFIの性質にも関連するのかもしれない。いずれにしても今のところVPNで信頼性の高いものは見つからないというのが結論
いずれにしても、だ。中国本土のネット事情は毎年状況が変わるので今回はこれで行けたとして次回同じ手が使えるかどうかは神のみぞ知るというのがなかなか難儀なところではあるけど、同じように困っている人のために参考まで
以下、上記で書いたサービスへのリンク
中国移動香港のプリペイドSIM https://www.hk.chinamobile.com/en/home/prepaid-card/detail?commodityId=21202307261684093572504752128&mysim=4G%2520MySIM
SurfShark VPN https://surfshark.com/
Monty eSim https://www.montyesim.com/
追記：Android端末を使っている人はPlay serviceに繋がらないため、気が付くとものすごくアプリのアップデートが溜まってるという減少が発生してうっかりアップデートするってしたらあっという間にSIMの容量を食いつぶしてしまったので注意。といっても大抵の旅行者は私のように長期滞在することはないからアップデートするほどのときもないかもしれないけど
